セルシオ 30前期純正のラインを崩すことなく、助手席に乗るパートナーも満足でき、男性が乗っても子供っぽさが出ないカタチ。エアロの下部はラインを付けて折り込まれ、すそ部分は斜め下を向いた面になっている。この造形はフロント・サイド・リア全てに共通していて、薄さを強調する効果と共に実用性を損なわせないための工夫でもある。

　斜め下を向いたリップ下の面は高い視点からは見えにくく、上のラインはサイドに回り込んで行くにつれて浅くなっていき、真横の面はすっきりとした平らな形状。こうした面の構成による見る角度によって変化する印象こそAGALIAが得意とする二面性なのだ。

　リヤアンダースポイラーは後期と異なりマフラーが見えない形状になっているので、平坦な印象にならないようにフロントスポイラーと同じく立体的な段が付けられている。

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